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ホーム観光スポット歴史探訪>芝山仁王尊
 
 

 奈良時代に創建され平安時代末期に中世の武将「千葉介常胤」の崇敬を受けた観音教寺
 
 芝山仁王尊 観音教寺
 御本尊:十一面観世音菩薩
 御利益:火事・泥棒除け、災難除け

本堂

仁王門

全景
 ○御由緒
 奈良時代、蝦夷平定のため派遣された藤原継縄公がこの地に寺院を建立し、十一面観世音大菩薩を奉安したのがはじまりといわれる古刹です。平安時代には、千葉県の県名の由来ともなったこの地方の豪族千葉常胤公の崇敬を受けて栄えました。江戸時代には、成田山新勝寺とともに参詣する両山講と呼ばれる講(団体でお参りすること)が組織され、熱心に火事・泥棒除けの仁王尊参りでにぎわいました。
 千葉常胤〔チバ ツネタネ〕
 平安時代末期から鎌倉時代前期に活躍した千葉常胤は、千葉氏を地方豪族から大御家人の地位まで登らしめ、現在の千葉県の県名の由来となるほど東国に根づいた武将です。平治の乱では、源義朝に味方して戦い、石橋山の戦いで敗れて房総に逃れてきた源頼朝にいち早く加勢して源氏の再興と鎌倉幕府創設に大きな功績を残し、下総国守護職にも任じられていました。また、源頼朝には、相模国鎌倉を根拠地とすることを勧めたともいわれており、「師父」と呼ばれていました。
 千葉家は常胤の功績によりその礎を固め、千葉荘(現在の千葉市)を根拠に下総国(千葉県北東部地方)までを支配下に置く有力な御家人となりましたが、室町時代に壮絶な争いを経て千田荘(現在の多古町)で千葉宗家は滅亡します。この地方は千葉県の名の由来となる千葉家の歴史の盛衰そのものであり、多くの歴史的な痕跡が今も残されています。
 *千田荘 千葉氏終焉の地のページへ。
 所在地:千葉県山武郡芝山町芝山298 TEL:0479-77-0004
 ホームページ:芝山仁王尊WEBサイトへ
 芝山仁王尊周辺は桜の名所です。 *花の名所 芝山公園のページへ。
 ◎成田空港からの行き方
 路線バスで:第2ターミナルより空港シャトルバス(約25分、300円)芝山文化センター前下車(徒歩1分)芝山町役場
         芝山町役場より、芝山ふれあいバス(約3分、200円)、又はタクシー(約10分、730円)にて芝山仁王尊。
 車で:約30分、タクシーで約4,500円。
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