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ホーム観光スポット歴史探訪>成田山新勝寺
 
 


 東国を日本から独立させようとした平将門の乱を鎮めた不動明王
 
 大本山 成田山新勝寺
 御本尊:不動明王
 御利益:厄除け、災難除け、交通安全、商売繁盛、心願成就
 

大本堂

仁王門

上陸地の不動明王像
(横芝光町)
 ○御由緒
 平安時代、関東を支配する武将、平将門は自らを「新皇」を名乗りこの地方に独立国家を創立する乱を起こしました。ときの天皇である朱雀天皇の勅命を受けた寛朝大僧正は、弘法大師空海が自ら開眼した不動明王の御尊像とともに大坂から船で発ち、現在の千葉県山武郡横芝光町の浜(尾垂ヶ浜)へ上陸、成田の地へ着くと御尊像を奉安し、御護摩を焚いて戦乱が鎮まるよう祈願しました。祈願最後の日に平将門は敗れ、この地は平定されましたが、不動明王の御尊像はこの地に留まることを寛朝大僧正に告げたため、成田山新勝寺が開山されました。その後、源頼朝が平家追討を祈願し、この地方の豪族千葉常胤が本堂を再建するなど、武家の篤い信仰を集めました。
 平将門〔タイラノマサカド〕
 平安時代中期、関東一円を支配下に置くほどの勢力を持っていた武将。鎌倉時代にこの地方を根拠とした武将、千葉常胤(現在の千葉県の県名の由来となる千葉宗家の祖)までは、東国一帯が平氏(平家)一族の抗争の場となり乱れていました。平将門は、飛鳥時代から諸国牧としてこの地方の牧場で産出される豊富な馬を使って騎馬隊を組織し、手勢が少ない不利な状況で国軍を破るなど当時では群を抜いて優れた武将でした。やがて、政庁を支配し、自ら「新皇」を名乗り、新国家の創立を宣言しますが、朝廷側の武将藤原秀郷などの武将の反撃に合い、討ち取られます。この平将門の乱を鎮めるため、京より寛朝大僧正が不動明王の御尊像とともに遣わされ、護摩祈願をしたのが現在の成田山になりました。
 平将門の乱の後、この地方はやがて平忠常を祖とする房総平氏が支配することとなり、平安時代後期にはこの流れを汲む千葉常胤が現れ、室町時代に至るまで千葉氏が支配することとなります。
*千葉常胤については、芝山仁王尊のページをご覧ください。
 
 所在地:千葉県成田市成田1 TEL:0476-22-2111
 ホームページ:成田山新勝寺WEBサイトへ
 ◎成田空港からの行き方
 JR、京成線で:第1、第2ターミナルより、約8分。・・・徒歩10分。
      車で:約20分、タクシーで約3,000円。
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