鹿島神宮とともに、出雲大社と最も深い関わりのある日本国創生の古代出雲神話ゆかりの神 |
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香取神宮
御祭神:経津主大神 〔ヨミ:フツヌシノオオカミ〕
御利益(御神徳):家内安全、海上守護、心願成就、縁結び、勝運、交通安全、災難除け |
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拝殿 |
本殿 |
楼門 |
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○主祭神について |
経津主大神〔フツヌシノオオカミ〕 |
みなさんは出雲国譲り神話を御存じでしょうか?
あの縁結びの御利益のある出雲大社がある出雲地方を舞台に繰り広げられる壮大な神話です。
実はこの神話に登場する大国主神(出雲大社)と最も関わりの深い神が、経津主大神(香取神宮)と建御雷神(鹿島神宮)の二神なのです。
はるか昔・・・。まだ日本の国が統一されずに多くの神々がそれぞれの国々を支配していたころ、天照大御神(伊勢神宮)は日本の国を統一するために出雲の大国主神のもとへ国譲りの交渉に神々を派遣しますが、二度も失敗します。そこで八百万の神々に相談すると、皆が揃って『経津主大神を遣わしましょう!』と推挙し、それに建御雷神が呼応してこの二神が出雲へ派遣されました。とてつもなく強大な武力をもつ二神は、出雲の稲佐の浜で十握剣を逆さに突き立てて大国主神に武威を示されますと、大国主神には国譲りの考えがありましたが、自分は隠居の身なので息子二人が認めるか聞いてください、と応えました。二神はまず魚釣りの大好きな事代主神に国譲りを迫るとこれを認めました。つぎに、強い力をもつ建御名方神に迫りますが、「私と力比べをして勝つことができたならば国を譲りましょう」と二神に勝負を挑みました。二神はこれを受けて立ち建御名方神の手を握りつぶして放り投げ、あっけなく決着が着きました。しかし、建御名方神は最後まで抵抗し、長野県の諏訪まで逃げ延びますが、最後はここで降伏し、二度とこの地を出ないと二神に約束します。(諏訪大社となります。)
大国主神はこのことを受けて国譲りを決心しますが、その条件として、大国主神は目に見えぬ幽世を治める永遠の住まいとして、ひときわ高く巨大な神殿(後の出雲大社)を建てることを求めました。そして、地上の世界は天照大神の子孫が統治(天孫降臨 天皇の祖先)することになり、日本の国は平定され、経津主大神と建御雷神は天照大御神のもとへ復命しました。
この地方では「香取さま」として親しまれている香取神宮ですが、日本を建国した神であり、武道や勝負に関わる方々には深い信仰を集めていることがおわかりいただけましたでしょうか。また、『縁結びの神』として圧倒的な信仰を集める出雲大社の神在祭では、全国の神々がそこで人々の縁や男女の縁結びを決めるといいます。この由緒から、香取神宮や鹿島神宮にお参りすることで、特別な御縁をいただくことができるのかも知れませんね。 |
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所在地:千葉県香取市香取1697 TEL:0478-57-3211
ホームページ:香取神宮WEBサイトへ
香取神宮は桜の名所です。 *花の名所 香取神宮のページへ。 |
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◎成田空港からの行き方
電車で:JR成田駅→JR成田線下り(46分)→小見川駅下車・・・タクシー20分(約3500円)。
車で:約40分(高速利用)、タクシーで約12,000円。
・東京駅八重洲南口より関鉄グリーンバスで、「香取神宮」下車(約1時間10分、1750円)→徒歩5分。 |
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