峯の妙興寺を創建した日蓮聖人の直弟子であり中老僧の日辨上人は、はじめ天台宗の僧でしたが、身延山に日蓮聖人を訪ね真言亡国について詰問しますが、見事に論破され弟子となりました。日辨上人は日蓮聖人の入滅後、現在の千葉県茂原市に鷲山寺を開山しました。その15年後(1300年)に、現在の多古町に妙興寺を開山します。
この妙興寺より徒歩5分の場所には、同じころに開山した日本寺があり、同じく徒歩圏内にはかつては他宗でしたが法華宗(日蓮宗)に改宗した寺も含めて数ヵ所の日蓮宗の寺が現在も存在し、地元の人々の信仰を集めています。
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また、多古町は江戸時代に多胡藩であり、藩主には松平家が就いていました。この多胡藩の最後の藩主であった松平勝行(久松勝行)の墓所が妙興寺にあります。 |